建築コラム
Design
Quality
これからのスタンダード基準。温故知新住宅
これからの住宅はどうあるべきか。
格差社会と呼ばれる現在。住宅も色々な技術を取り入れ先端を走るハウスメーカーと、今まで通りの建て方を疑問に思う事なく続ける工務店の技術格差が大きくなって来ました。しかし、ただ最先端の技術を取り入れるだけでお客様のニーズに合致するかと言えば、私たちは疑問が残ると考えています。
日本には、四季があり、季節ごとの自然を上手く取り入れる工夫は、長い年月受け継がれてきた伝統工法の民家に一日の長があります。こういった住まうための工夫を見直し、現在の住宅に改めて取り入れるべきではないでしょうか。
高機密・高断熱化された住宅は、住まい方の一つの解である事は確かですが、その技術を取り入れながらも風や光を十分取り込み、四季のうつろいを肌で感じることができる配慮を、今後の住宅は目指すべきだと思います。
古き良き伝統を子供たちに守り伝えながらも、そこに最新のテクノロジーをプラスして生活をより快適に。私たちは、そんなこだわりの生活空間を提案いたします。
温故知新住宅のこだわり。
設計
●設計では、二世代目までの長期使用計画を考え、間取りや建設材料、設備を選択します。長期優良住宅や低炭素住宅の認定を受けることができます。
●地震対策では、従来の壁量計算と呼ばれる略式計算ではなく、許容応力度計算と呼ばれる詳細な計算により柱、梁の全数を算出します。基礎についても従来の仕様書基準ではなく全て計算で算出し、お客様に安心を提供します。
●建物に、改正省エネルギー基準2016を標準でクリアできる性能を持たせます。基本はゼロエネルギーハウスへのアプローチで、BELS評価☆☆☆☆☆を標準としています。
●BELS評価以外にも、ご希望により環境性能評価システム(CASBEE)を用いて建物を評価する事も可能です。CASBEEは、建物の環境負荷低減性、長寿命に対する基本性能、景観への配慮、省エネ、節約、維持管理と運用等多岐に渡る項目で建物を評価、ランク付けするシステムです。温故知新住宅はBELS評価☆☆☆☆☆、CASBEE評価☆☆☆☆☆ランクAを標準とし、最高ランクの格付けを目標としています。
- 許容応力度構造計算書
40坪の住宅で約400ページになります。 - 住宅版BELS評価書の例
- 環境性能評価システムの評価例
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